婚約指輪で人気を集める「エメラルドカット」のダイヤの魅力とは
公開日:2022.03.28
婚約指輪といえばダイヤモンド。ダイヤモンドといえばどのような形をイメージされますか。
婚約指輪には大きめの宝石を一つ真ん中に使うことが多いですが、この宝石のカットには、ラウンドブリリアントカットと呼ばれる、上から見ると全体的に円形に見え、横から見ると下に向かって1点に集中する形がよく見られます。
しかし、最近はそればかりではありません。札幌にお住まいの方にも、エメラルドカットというデザインが注目されています。今、婚約指輪で人気を集めるエメラルドカットのダイヤモンドの魅力に迫ります。
中世ヨーロッパの貴族の間では、硬いダイヤモンドは「固い絆」「永遠の愛」を誓う証として結婚の時に贈られていました。その際、ダイヤモンドに施されたカットがエメラルドカットです。
エメラルドカットとは、横から見るとアウトラインが階段状に見え、上から見るとラウンドではなくスクエアに近い形に見え、一番上には平らなテーブルを呼ばれる面があるカットです。このカット方法はダイヤ本来が持つ光を放つという特徴があり、貴族のあいだでは王妃に贈られるダイヤモンドのカットとして好まれたということです。
宝石のカットとは、その宝石の本来の特徴や輝きなどを最大限に引き出す方法です。
ファセットカットとは基本的に透明石に施されるカットで、屈折率を高め宝石を輝かせます。
ファセットカットは大きくブリリアントカットとステップカットに分けられます。ブリリアントカットは現在ダイヤモンドに多く用いられています。 ステップカットは大きい四角形のテーブル面が特徴的で、ステップカットの種類としてエメラルドカットやバゲットカットなどがあります。近頃はこのエメラルドカットのダイヤモンドを求める人は減りましたが、1910~1930年頃のヨーロッパやアメリカ・ニューヨークでは大流行しました。輝きという点ではブリリアントカットに劣りますが、宝石の広いテーブル面が宝石のクラリティ(透明度)を引き立たせる為、石そのものの美しさが魅力的なカッティング法です。透明度の高いダイヤモンドにこそおすすめのカッティング法ともいえるでしょう。
エメラルドカットはステップカットの種類の一つで、主にエメラルドに使われてきたことからそのように呼ばれるようになりました。 長方形の破損しやすい角の部分を鋭く尖らないように削り、ファセット面とテーブルが平行になります。滑らかな形であることや、ブリリアントカットほど細かく削っていないことから、破損しにくいというメリットがあります。
宝石の広いテーブル面がクラリティ(透明度)を引き立たせ、石そのものの美しさが魅力的なカッティング法です。その半面、石の質が悪いのも分かりやすいですし、テーブル面に傷が付くと目立ちますので注意が必要でもあります。
しかし、エメラルドカットの婚約指輪や結婚指輪は、その透明感とアールデコ調のクラシカルなエレガントさが格調の高さをもたらし、人と違ったものを選びたいとこだわる方に注目されています。
ダイヤモンドについては、光学的特性を計算して円形に多面的に削るブリリアントカットという方法がより一般的かもしれません。しかし、ダイヤモンド本来の色や透明感を楽しむためには、エメラルドによく用いられるエメラルドカットというカット方法が、より適しています。
ブリリアントカットが、多面的なカットから取り込まれた光により、その光学的な美しさが作り出されるのに比べ、エメラルドカットは、その大きなテーブル面により、ダイヤモンドそのものが持つ、本来の色や透明度をはっきりと楽しむことができるカットです。
今、札幌でも人気が集まっている婚約指輪のデザインといえば、エメラルドカットのダイヤモンドを使った婚約指輪があげられます。上から見るとスクエアに見え、広いテーブル面が特徴の形のカット方法です。イメージが湧かなければ、ウェディング雑誌で婚約指輪の情報を収集するのも良いですし、「エメラルドカット ダイヤモンド」などでインターネット検索をしてみるのもよいでしょう。ダイヤモンドの存在感やアンティーク風の印象などが、こだわりの婚約指輪を求める方の間で人気となっています。
エメラルドカットのダイヤモンドは、ダイヤモンドそのものの透明度がよくわかるので、そのダイヤモンドの質のよさを活かすことができます。こだわりのルース(宝石)を指輪にしたい場合も、ぜひエメラルドカットに挑戦してみるのはいかがでしょう。エメラルドカットをご希望の場合は、前もって当店までご連絡の上、ご来店ください。
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