婚約指輪の素材

QDM COLUMN VOL.129

最新コラム

VOL.129自分たちに合うのはどれ? 婚約指輪の素材の選び方

公開日:2019.11.18

執筆者:山田花子

皆さんは結婚指輪の素材というと、どのような金属を思い浮かべますか? 結婚指輪は日常的に身につけるものですから、選ぶときには素材の耐久性などもチェックすることが大切です。今回は、お二人に最適な結婚指輪を選んでいただくために、一般的に用いられる素材の種類とそれぞれの特徴、そして選び方のポイントをご紹介します。

婚約指輪の素材の選び方


1.結婚指輪の素材・それぞれの特徴


■プラチナ

プラチナは、結婚指輪の定番ともいえる人気の素材です。上品な白さや輝きが美しいことから、多くの方に支持されています。希少なために比較的高額ですが、耐久性が高く、サビにも強いのが特徴です。日常的に身に着けていても、変質・変色がほとんどありませんから、永遠の愛を象徴する結婚指輪にふさわしい素材といえるでしょう。
ただし、純度100%のプラチナは柔らかく傷つきやすいため、強度を保つにはパラジウムなどの他の素材を5~10%配合する必要があります。結婚指輪には、プラチナ90%のPt900を用いるのが一般的です。

■ゴールド

ゴールドは、一般的なアクセサリーにも用いられる貴金属です。混ぜ合わせる金属によってホワイト、イエロー、ピンクなど、さまざまなカラーバリエーションを楽しむことができます。また、柔らかく伸びが良いため、デザインの自由度も高くなります。
ゴールドも純度100%だと強度が落ちるので、結婚指輪にはK24(純金)よりK18が用いられます。


■シルバー

シルバーは産出量が高いため、比較的安価で手に入る素材です。リーズナブルなことが最大のメリットですが、変色しやすいのでこまめなメンテナンスが必要になります。
シルバーも単体だと非常に柔らかいため、他の素材を配合し、強度を上げるのが一般的です。ただし、シルバーの場合、金属アレルギーを起こしやすいニッケルが含まれていることも。金属アレルギーの方は、避けたほうが安心です。

■チタン

チタンは、眼鏡のフレームや飛行機の部品にも使われるレアメタルです。非常に軽く、耐久性に優れていて、傷がつきにくいのが特徴です。
また、チタンは金属アレルギーを起こしにくいというメリットも。ただし、サイズ直しが難しいので、慎重に作るようにしましょう。

■ジルコニウム

ジルコニウムは、医療器具にも使用される素材です。強度が高く、錆びにも強いため、結婚指輪の素材に選ぶ方も増えてきています。
ジルコニウムもチタン同様、金属アレルギーを起こしにくい素材です。重みがあるため、安っぽさも緩和されます。

2.結婚指輪の素材の選び方


■耐久性の素材を選ぶ

結婚指輪は日常的に身につけるものですから、耐久性に優れた素材で作ることが大切です。強度を高めたPt900やK18、もともと硬いチタンなど、変形しにくく傷のつきにくい素材を選びましょう。

■金属アレルギーの場合は配合素材にも注意を

金属アレルギーの方は、より慎重に素材を選ぶ必要があります。心配な場合は、金属アレルギーが起こりにくいとされるチタンやジルコニウムを選ぶといいでしょう。



結婚指輪と長く付き合うためには、ライフスタイルや肌質に合ったものを選ばなくてはなりません。見た目の美しさはもちろんですが、素材までしっかりチェックして、お二人に最適な結婚指輪を選んでくださいね。


公開日:2019.11.18

株式会社 ディアマン
代表取締役社長 片柳 宗久

東京都港区新橋4-9-1 新橋プラザビル 1207

事業内容:
結婚指輪・婚約指輪、その他ダイヤモンドジュエリーの販売/直営インターネット通信販売サイト“QDM”(キューディーエム)の運営/宝飾販売ASPサービスの運営、企画

バックナンバー

Close